DISC事業

概要

産学協働スクリーニングコンソーシアム(DISC)は、アカデミア発創薬シーズの実用化を目的に、AMED創薬支援推進事業・創薬総合支援事業(創薬ブースター)を効率化する事業の一環として設立されました。アカデミア研究機関がもつ先進的かつ独創的な創薬標的に対して、企業が保有する多様性に富む実践的な化合物ライブラリー(約30万化合物)を用いたハイスループットスクリーニング(HTS*)を実施し、新薬の種となる化合物を探索します。得られた成果は、DISCの会員企業に導出され、実用化研究が展開されます。

*HTS(High Throughput Screening):短時間で何十万もの化合物を、生物学的あるいは物理化学的に評価し、あらかじめ設定した基準をクリアする化合物(ヒット化合物)を効率的に見出すための一連のプロセスを指します。

実施内容

1.DISCライブラリーの維持管理

DISCの会員企業(21社)から提供された約30万化合物ライブラリーの保管、品質管理、追加化合物の受入れ、HTS用プレート作製、データ管理等を行います。

2.HTS課題に対する技術コンサルティング

AMED創薬支援推進事業・創薬総合支援事業(創薬ブースター)による支援テーマに対して、アッセイ系のHTS化、化合物選抜の評価フロー等について技術的なコンサルティングを行います。

3.スクリーニング業務

HTSの実施が決定された創薬ブースターによる支援テーマに対して、アッセイ系構築を含むHTSを実施し、ヒット化合物を選抜します。また、高次評価にも対応します。

4.アカデミアへの広報活動

大学・公的研究機関への訪問によるDISC事業の周知活動、AMED創薬ブースター・DISC事業説明会を開催し広報活動を行います。

コラム

2022.07.27 アカデミア研究者がDISCを活用して実感した、化合物ライブラリーの質の高さ
2022.02.08 DISC会員企業がアカデミアに求めていること―― DISC会員企業5社との座談会
2021.02.24 DISC活動を振り返って~さらなる進化~ (後編)
2021.01.12 DISC活動を振り返って ~立ち上げから今日まで~ (前編)

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